研修医期間の過ごし方

研修医期間は非常に重要

医師になるためには医学部に合格して、学校で講義や実験、実習などを受けます。
しかし、これだけではなくて、最後に研修医としてトレーニングを積む必要があります。
研修医というのは新社会人として労働をして、なおかつ医師になるためのトレーニングに取り組む人のことです。

研修医期間中にはさまざまな診療や研修を受けることになります。
医師としての基本的な考え方を身に着けて、自分の力で医療行為を行えるような人材を育成するのが目的です。
患者のことをきちんと診療して、適切な治療を施せるようになるためのさまざまな経験をします。

研修は病院で行われるのですが、そこでは上司がいて、一人の社会人として行動することが求められます。
もう学生として扱われることはなく、将来医師になる一人の人間として責任のある行動をしなければいけません。

研修医では初めて医療現場の中に入って、実際に医師として仕事をすることになります。
そこでは、医師として患者や看護師に接する場面もたくさんあるでしょう。
まだまだ未熟な医師としての立場と、医師免許を持つ立派な医師としての二つの異なる立場で見られます。

研修医期間は過酷

研修医の期間はとても過酷な日々が続くため、覚悟を決めておかなければいけません。
労働時間が長くて苦しんでいる方はたくさんいて、さらに時間外労働を求められることも頻繁にあります。
それによって、家族との時間や、自分のための時間を奪われてしまい精神的なストレスを受けている人も多いです。

研修医の中には途中で挫折してしまう人もいるため、誰もが簡単に過ごせる期間ではありません。
自分が想像していた医療現場とのギャップを感じたり、自信を喪失することもあるでしょう。
また、対人関係でも色々なトラブルが生じることがあり、患者や上司との接し方で悩んでしまうこともあります。
このような過酷な環境の中で、一人前の医師になるために医療技術を習得することが必要です。

研修医期間を過ごす場合は、健康やストレスに気を付けることが大切です。
自分の体を壊してしまったのでは意味がありません。
研究によると、メンタルヘルスに異常をかかえている人は投薬ミスをする可能性が高いことが分かっています。

自身のメンタルヘルスを良好に保つことを意識して行動しましょう。
友達や先輩医師に相談をして、悩みを解決することも大切です。
取り返しのつかないことにならないように、自分の健康に気を遣いながら研修医期間を過ごしましょう。

座る

椅子に座って患者を待つ仕事ではない

医師は積極的に行動するべき

医者というのは病院内で椅子に座って患者を待つ仕事であると考えている人が多いです。
実際にそのような態度で働いている医師はたくさんいます。
また、これから医学部に入って医師になろうとしている方にもこのようなイメージをもっている人はたくさんいます。

しかし、医師の本来の目的というのは病気や怪我をしてしまった人を助けることです。
病院に外来としてやってきた患者のことだけを考えていればいいのではありません。
自分が必要とされる時や場面に備えて、常に準備をしておくことが大切です。

たとえば、かつてJR福知山線の列車脱線事故がありました。
>>http://www.mlit.go.jp/fukuchiyama/
この時に済生会滋賀病院では事故情報を受けて、いち早く医師たちが準備待機していました。
そして、出動命令がなかなか出なかったために、自分たちの判断で救助隊を出動させました。

この済生会滋賀病院の判断により、多くの命が救われました。
がれきの下の医療を行うことにより、生存者をすべて救助することに成功したのです。
済生会滋賀病院は事故現場とはかなり離れた位置にあるのですが、そのような位置にいながら人命を救うために行動に出ました。

自主的に行動する

JR福知山線列車脱線事故が起きた時には、近隣市民の皆さんも活動しました。E146_ryoutedegu500
企業や団体、住民、通行人などが協力し合って、救助活動に取り組んだのです。
大量の飲料水を持って駆け付けてくれた人や、車内の座席シートを利用して臨時の担架として利用した人もいました。

救急車が到着するまでの間に負傷者たちを励ましてくれた人もたくさんいたそうです。
スピンドル社という企業は工場内の敷地を通り道として開放しました。
大企業ではなく、救助活動を行えば企業が立ち行かなくなる可能性もありますが、救助に懸命になったのです。

上記のような行動を病院の医師たちが取ることができたのかをよく考えるべきでしょう。
このような事故の際には専門知識を有している医師たちの力は必要不可欠となります。
たとえば、旅客機内で急病人が出た際にアナウンスで医師が搭乗しているかどうかを探すことがあります。
この時に自分から名乗り出る医師もいれば、信じられないことに無視をする医師もいるのです。

これから医師になろうとする方は、病院内で患者を待つだけが仕事であると考えてはいけません。
時間や場所にとらわれず、医師を必要としている人のところにすぐに駆けつけることが大切です。
それが医師の役目であり、医師として絶対にやらなければいけないことです。

プライベートな時間であっても医師としての責任を持って行動することが大切です。
医師を必要としている人がいるならば、その人達のために医療を提供してあげましょう。
そのような気持ちを日本の医師が持つことによって、日本の医療はより良くなります。

サイト

医師向け便利サイト

医師向け便利サイトを活用しよう

医師として働いていくならば、インターネット上にあるさまざまなサイトを活用するべきでしょう。
その中にはとても有用なものがたくさんあるため、医師として仕事をする上できっと役に立ちます。
それらの便利サイトの中からいくつかを紹介しましょう。

まず紹介するのは日経メディカルという、医師や医療従事者のための総合ポータルサイトです。
こちらがURLとなっています。
>> http://medical.nikkeibp.co.jp/all/info/lp/lp.html

このサイトは登録無料であり、さまざまなコンテンツを利用することが可能です。
がん診療に関する最新情報の提供や、最新の知見に関する記事などがあります。
学会情報を掲載していて、最新情報を常に把握することができるでしょう。

海外論文をピックアップして、そのポイントを解説する記事もあります。
姉妹サイトがいくつかあり、それぞれ医師にとっては役に立つものばかりです。

サイトを活用して医師として快適に働けるようになる

次に紹介するのは研修医や若手医師のための勉強サイトである研修医.comです。
サイトのURLはこちらです。
>> http://kensyui.com/

医師として必要な知識を網羅していて、それぞれ詳しく解説をしています。
おすすめ書籍の紹介やリンク集も用意されています。
電解質異常や輸液・栄養などさまざまな分野を体系的に勉強できます。

最後に紹介するのはメディウェルというサイトです。
このサイトでは定期アルバイトや単発アルバイトを検索することが可能です。
短時間でアルバイトを効率的に見つけることができます。
科目別に求人検索することができるためとても便利です。
こちらがURLとなっています。
>>http://www.dr-8.com

アルバイトのエピソードの紹介や、充実したFAQなど便利なコンテンツが豊富にあります。
医師としてアルバイトをすることで収入を増やしたい方には便利なサイトとなるでしょう。

幅広い選択肢の中から理想的なバイト求人を見つけ出すことが可能となっています。
専任コンサルタントを利用することができるため、交渉や調整、手続きなどを代行してもらうことが可能です。
全国各地の医療機関について独自の求人情報を得ることができます。

キャリアカウンセリングを依頼することもできるため便利です。
これによって、求人のミスマッチを防ぐことができます。
後悔しないアルバイトを行えるでしょう。

職場体験・実習の受け入れ

職場体験を受け入れる

地域の医療を活性化させるためには、若者たちがその地域の医療機関に就職することが大切です。
そもそも、医療に携わる人の数が十分でないと医療機関は機能しないからです。
特に地方では医師不足や看護師不足が話題となることが多く、できるだけ多くの若者に医療職をアピールしていかなければいけないでしょう。

そのための試みとして、職場体験を行っている医療機関があります。
地域の中学生や高校生に対して、職場を見学してもらうことによって、興味を持ってもらうのです。
職場体験ではさまざまな体験をすることができて、それによって医療に関わる仕事に関心を持つ若者が増えます。

たとえば、手術室を見学したり、実際にどのような仕事をしているのか教えてもらいます。
看護体験として、患者と関わっている様子を見学したり、産婦人科で赤ちゃんを抱かせてもらうこともあります。
これらの体験を通して、生徒たちは将来の進路を考えるための一つのきっかけを作ることができるのです。

職場体験を成功させるためにはその地域の医療機関が積極的に協力することが大切です。
職場体験を断ってしまうと、地域との交流を拒否していることになるため、地域医療は上手くいかなくなるでしょう。

病院の職場体験の報告としてこちらを紹介します。
>> http://www.tokiwa.or.jp/columns/sukoyaka/066.html

実習を受け入れる

また、実際に医学部や看護学部などに進学した学生からの実習を受け入れることも大切です。
実習では、実際の医療現場の中で患者たちと触れ合いながら、実践的な学習をできます。
学校内で教科書を用いて勉強しているだけではけっして学ぶことのできないことを経験できるのです。

実習では、医師や看護師に張り付いて、施設内を見学したり、実際の医療現場を垣間見ることができます。
また、疑問点や質問があれば、医師から説明を受ける機会もあるでしょう。
実習を通して、自分たちがこれから医療に携わる人間になるのだということを自覚します。

実習によって、地域医療が現在どのような状況になっているのかも実感できるでしょう。
その地域の医療に貢献したいという気持ちを高めることにもつながります。
つまり、実習をすることで、その地域に残って仕事をしたいと思わせることもできるのです。

実習の受け入れを積極的に行うことは将来的に地域医療を活性化させることになります。
したがって、その地域の医療機関はどんどん実習を受け入れるべきなのです。
実習をするのは医療機関にとっては大きな負担となりますが、それが未来の地域医療のためになります。