統合失調症

精神のバランスが崩れ、日常生活が困難になる病気

統合失調症という病気を聞いたことがあるでしょうか。
この統合失調症という病気は、その病状が人によって違っていることから、誤解を受けやすい病気の一つです。
そこでここでは、統合失調症がどのような症状を持っている病気なのかについて紹介します。

統合失調症は、いわゆる精神領域の病気です。
ストレスなどの原因によって精神状態のバランスが崩れてしまい、それが体に対しても影響を及ぼすことで発生します。
その症状は多岐に渡っており「幻覚」「妄想」「疑心暗鬼」などが代表的に良く知られているものです。
見えない物が見えるようになったり、聞こえないことが聞こえるようになったりして、日常的な生活に大きな支障を及ぼす可能性があります。

また、他の人達が「自分に危害を加えようとしているのではないか」と考えるようになってしまい、外に出ることができなくなったり、仕事や学校に行くことができなくなってしまうこともあります。
この統合失調症に於いて、何より問題なのは、周囲の理解が得られにくい病気であるということです。
精神領域の病気というのは、肉体領域の病気に比べてまだまだ「本人の意識の問題」であると捉えられることが多い傾向があります。
また、精神科や心療内科に行く事自体を、嫌がる患者やその家族というのも多く存在しているのが実状です。

しかし、統合失調症は「病気」です。
他の肉体の病気と同じように、「早期の発見と治療」が重要であり、「薬などを用いた治療」が効果を発揮するものでもあります。
本人はもちろんのこと、家族もそのことを受け入れ、理解をした上で治療を行っていかなければ、苦しみ続けることになります。

現在では、統合失調症に効果を発揮する薬が作られ、さらに心療によるケアの効果も高まっていることにより、この病気の治癒率は劇的に上がっています。
まずは「病気」と向き合う事が重要です。

統合失調症の治療

それでは、統合失調症の治療というのはどのような形で行われるのでしょうか。
現在この病気の治療のために用いられるのは「抗精神病薬」と呼ばれる薬品です。
抗精神病薬には、「幻覚や妄想を抑える効果」「不安や不眠を軽減する効果」「意欲の減退などの改善を行う効果」の3つが含まれています。

精神に対して効果を及ぼす薬ということもあり、これが「精神科」に対して悪いイメージを持つ理由になっている人も多いかも知れません。
実際にはその薬によって「人格」を矯正するようなものではなく、例えば風邪を抑える抗生物質と同じように、辛い症状を抑えるための薬です。

そして、その薬を使い日常生活に少しずつ戻れるようにしながら、心理ケアによって治療を目指していくことになります。