アルツハイマー病

加齢による物忘れとアルツハイマー

アルツハイマー病という病気の名前は、今となっては多くの人に知られているのではないでしょうか。
かつては「痴呆症」と呼ばれる事が多かったこの病気は、今ではその実態に合わせて「認知症」という名前へと変化しつつあります。
実際にはアルツハイマーだけが認知症というわけではありませんが、多くの人が認識しているアルツハイマーというのは、「物忘れが激しくなる」というものかと思いますが、実際のアルツハイマーの症状がどのようなものなのか、そして何故そのような症状が発生するのかについて紹介します。

物忘れが激しくなる、という程度であれば、ある程度年齢を重ねてくれば多くの人がそうなります。
しかし、アルツハイマー病というのはそういった、一般的な加齢性の物忘れとは大きな違いがあります。
アルツハイマーは記憶力が低下するだけではなく、同時に自分や周囲に対する認知能力や、思考力も阻害されることになります。
重度な症状に陥ってしまうと、日常的な生活に関することも分からなくなってしまい、一人では生活することができなくなってしまうこともあります。

このアルツハイマーという病気は、「脳にタンパク質が異常沈着する」事によって発生します。
このタンパク質が脳内の情報伝達を阻害するようになってしまい、上記のような症状が発生することになります。
アルツハイマーは一度発症すると完治することはなく、ゆっくりと進行していきます。

病気の原因と対策

それでは、このアルツハイマー病というのは、何が原因で発生する病気なのでしょうか。
実は現在の所、アルツハイマー病の確固たる原因というものは分かっていません。
現在の研究で分かっているのは、実際に認知障害が発生してしまうような状態になる10年以上前にはすでに脳内で問題が発生しており、それが進行することによって病気として発症するらしい、ということです。
従って、対策についてもこれをしていれば確実に予防をすることができる、というものが存在しているわけではありません。

アルツハイマーの危険因子となっているものとしては、年齢や遺伝が考えられます。
しかし、これらの情報というのは、もし危険であることが分かっても自分で変えることができるものではなく、病状の予防に繋がるものではありません。
現在の研究では予防に結びつける事ができるような危険因子がないかが調べられている段階で、今のところ「食事」「運動」「社会との関わり」などが影響を与えていることがわかりつつあります。
これらのことに気をつけつつ、生活をしていくことが重要です。

対策をしていてもなってしまう可能性が十分あるため、その時のために事前に用意をしておくことも重要になります。

関節

リウマチ

関節や筋肉の痛み

有名な病気として最後に紹介するのは「リウマチ」についてです。
表記についてはいくつかの種類があり「リューマチ」や「リュウマチ」と書かれることもあります。
いずれも英語であるRheumatismから取られているものであり、意味としては変わりません。
リウマチという病気は、実はかなり幅が広い病気です。

というのもこれは、関節や筋肉、骨などに発生する痛みやこわばりについての総称であるためです。
特定の病気一つを指してリウマチと言っているわけではなく、その中の症状の一つがリウマチと呼ばれることになります。
リウマチ性疾患を持つ病気について研究する「リウマチ学会」も存在しているほどで、総合的な症状の一つだと考えて頂ければ良いでしょう。

それでは、リウマチ性疾患を代表する疾患としてどのようなものがあるのかについて紹介します。
リウマチには「古典的五大疾病」というものがあるため、この5つについて中心的に紹介します。

まず1つ目であるのが「関節リウマチ」です。
これは免疫機能が手足の関節に対して働いてしまうことによって関節痛を引き起こし、関節の変形を引き起こすというものです。
重症化すると血管や心臓などに対しても障害を及ぼす病気であり、甘く見ることができない病気としても知られています。

関節リウマチについては原因の一つに喫煙があるということが考えられています。
さらに、糖が含まれている炭酸飲料を多飲している人は55歳を超えた際に高いリスクを発生させるという研究結果もあり、遺伝的要員や感染などによって免疫系の働きが暴走することが影響していると考えられます。
関節リウマチについては男性よりも女性の方が発症リスクが高く、比率は3倍から4倍近くに上ります。
初期症状は手に現れる事が多く、起きてからしばらくの間手を握ることが難しい、というような症状が見られる事が多くあります。

その他の疾病

2つ目の代表的疾病として「全身性エリテマトーデス」という病気があります。
英語の病名の頭文字を取ってSLEと呼ばれることもあります。
この病気は全身の臓器に対して原因不明の炎症が起こるというものです。
これも自己免疫性の疾患とされています。

この病気の特徴として「エリテマ」呼ばれる紅斑が発生することが挙げられます。
若い人にも多く発症しますが、男性よりも女性の方がリスクが高い病気となっています。

リスク比率は男性1に対して女性10と極めて高いために、女性ホルモンの一種であるエストロゲンの働きによって発生しているものと考えられています。
さらに、人種によるリスクの違いもあり、有色人種に比べて白人に発症しやすい病気です。
その他の3つの古典的五大疾病は「皮膚筋炎」「全身性強皮症」「シェーグレン症候群」となっています。

能

脳出血

すぐさま命にかかわる

次に紹介する病気は、前ページで紹介した「高血圧」とも関係している病気です。
高血圧が悪化すると血流の勢いに耐え切れなかった血管が破裂してしまうことがあります。
それが「脳」に発生した場合、直ちに命に関わるような状態となってしまうことでしょう。
今回紹介する病気はそんな症状である「脳出血」です。

よく「脳溢血」と呼ばれることもありますが、この2つは同じ病気のことを指しています。
脳出血については出血部位が脳内であるのか、脳周囲であるのかによって分類が行われます。
さらに発生部位などによって脳出血の細かい分類が行われているため、ここではそれぞれの脳出血の違いについて紹介します。

1つ目は「脳内出血」です。
前述の分類の内、脳内において出血が起こった症状のことを指しています。
これについては様々な原因がからみ合っており、そのうちの一つであるのが高血圧となっています。
これ以外に影響をあたえることになる生活習慣として、喫煙があります。

喫煙を行うと、ニコチンとタールの作用によって血管が収縮します。
一時的な酸欠状態に陥るのだと考えて頂ければ構いません。
この「フッ」と意識が飛ぶような感覚が喫煙が気持ちが良いものだと認識させるものでもあります。
頻繁にタバコを吸っていると慢性的に血管が細い状態となってしまって出血が起こりやすくなるわけです。

これ以外にも、寒冷曝露も関係しており、寒さによって発症してしまうケースもあります。
さらに、過労であったりストレスであったり、労働条件などが関係していることもあるため十分注意しなければなりません。
ちなみに特に注意しなければならないのが「冬場のトイレ」です。

トイレは室内に比べて寒くなっていることが多く、かつ座って力を入れることになります。
そのために一時的に血圧が急上昇して脳内出血を起こしてしまう可能性があります。
ちなみに軍神として知られている上杉謙信は泥酔の上で冬場のトイレで気張った際に脳内出血を起こして亡くなったと言われています。
この当時から、恐ろしい病気であったといえるでしょう。

その他の脳出血

その他の脳出血として「くも膜下出血」というものがあります。
くも膜下出血は脳を覆っている髄膜の内の一つであるくも膜の下において出血が生じることをいいまず。
脳卒中の内の8%程を占めている症状であり、全突然死の内の7%弱がこのくも膜下出血であるといわれています。
男性よりも女性に発症しやすい病気であり、リスクはおおよそ二倍にも上ります。

主に喫煙や高血圧、アルコールの多飲などがリスクとなります。
これ以外に「隔世遺伝」を起こす病気であるとしても知られているため、特に祖父母の代において発症した人がいる場合には注意しなければなりません。

血圧

高血圧

生活習慣病の原因

次に紹介する病気は、様々な病気の元となっている「万病の元」とも言える病気です。
一般には「風邪」が万病の元であると言われますが、現代において真の万病の元と言えるのは「高血圧」でしょう。
高血圧症は主に男性多い症状であり、これが進行すると様々な生活習慣病の原因となります。
それでは、そもそも血圧が高いというのはどのような状態のことを言うのでしょうか。

血圧というのは、すなわち血の水圧だと考えて頂ければ良いでしょう。
ようするに「血流の勢い」を指しているるわけです。
血圧が高いということは血流の勢いが強いということです。
一見すると悪いことではないように思われるかも知れませんが、これには問題があります。

血流が強いということは、血管がカーブしている部分などに負担が掛かることになります。
血管はその刺激を受けてその部分を補修し、太く強くしようとします。
その結果その部分の血管だけが細くなってしまう症状が発生するわけです。

水を通しているホースを摘んだ状態を想像していただければ、血圧が高いというのがどのような状態なのかを想像することができるでしょう。
過剰に勢いが強くなってしまうと様々な問題を引き起こすことになるわけです。

高血圧の原因

それでは、高血圧症はどのような原因によって発症するのでしょうか。
最も大きな原因であるのが「塩分の過剰摂取」です。
これについては、人体がどのようにして血圧を調節しているのか、その仕組を知ると理解することができます。

人体は「カリウム」と「ナトリウム」という2つの成分によって血圧のバランスをとっています。
カリウムには血圧を下方修正する効果があり、逆にナトリウムには上方修正する効果があります。
血圧は下がりすぎても良くないため、当然ナトリウムについても適切な量が必要とされるわけです。
しかし、多くの場合カリウムに対してナトリウムの方が過剰になってしまうことで、高血圧が発症してしまうことになります。

このナトリウムというのが食塩のことである「塩化ナトリウム」というわけです。
日本人は特に日常生活における塩分摂取量が多いと言われており、問題となっています。
WHOによると高血圧を防ぎ、健康な生活を維持するためには一日9グラム以下の食塩摂取を心がけるのが良いとしていますが、日本では醤油や味噌を多く利用することからこの基準を大きく超えてしまっている人が多いのです。

もう一つ高血圧の原因となるのが「運動不足」です。
血管は筋肉の働きによって収縮して血液を運んでいます。
この力が弱まっていると人体に判断されてしまうと、問題なく血液を運ぶことができるようにするために血圧が強くなってしまいます。
減塩と適度な運動を心がけるようにしましょう。