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武内直子(漫画家)

月のイラスト

美少女戦士の生みの親

医療関係の資格を持っている有名人として最後に紹介するのは「武内直子」です。
この人物についても、名前だけでは誰なのか分からない人も多いでしょう。
とはいえ、「美少女戦士セーラームーン」シリーズの作者である、といえば一発で分かることでしょう。
同作品はアニメ化もされ、女児を中心に熱狂的な人気を生み出しました。

現在においてもリメイクされた作品が放映されているなど、長く注目を集め続ける作品としても知られています。
それでは、武内直子の漫画家としての人生について、簡単に見てみましょう。

元々武内直子は共立薬科大学の薬学部を卒業しており、薬剤師免許を取得しています。
現在においても薬剤師名簿に旧姓で名前が登録されたままになっているなど、薬剤師としても活動できる資格を保有していることになります。
さらに在学中には臨床検査技師の資格も取得しており、卒業後には慶應義塾大学病院の中央検査部で勤務を行っていました。

そんな武内直子が漫画家となったのは大学在学中です。
在学中に投稿した作品、LOVE CALLがなかよしマンガ大賞に入選してデビューを飾ることになりました。
その後発表された「コードネームはセーラーV」という作品で人気を獲得、後のセーラームーンシリーズへとつながっていくことになります。

そんなセーラームーンの誕生の背景にあったのは、高校時代に所属していた天文部です。
セーラームーンに登場するキャラクターは「ジュピター」や「マーズ」、「プルート」など、惑星の名前を冠しており、そこから着想を得ていると考えられています。
宇宙に関する興味は中学生の頃から強く、当時は宇宙戦艦ヤマトに熱中していたと語っています。

また、鉱石や宝石などについても興味があるとしており、人物名などを鉱石の名前から取っていることも少なくありません。
これは元々実家が宝石店であったということが関係しているとしており、鉱物マニアとして知られる程知識が豊富であることも知られています。

結婚相手も漫画家

そんな武内直子は1999年に結婚をしました。
その結婚相手というのが少年ジャンプで人気の漫画「HUNTERXHUNTER」や「幽☆遊☆白書」などの著者として知られている冨樫義博です。
漫画家のビッグネーム同士の結婚ということもあり、当時はかなり話題となりました。
出会いのきっかけとなったのはお互いの友人であった漫画家萩原一至の紹介であると言われています。

休業中には冨樫義博の漫画のアシスタントを行うなど、お互いによき理解者となっているといえるでしょう。
さらに結婚生活についてや出産や子育てのエピソードについてもエッセイ漫画として執筆しており、こちらも注目を集めることになりました。