脳梗塞

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血栓が原因で脳が壊死してしまう

日本人の死因の中でも、かなり高順位に位置しているのが「脳梗塞」という病気です。
まずは、この脳梗塞というのがどのような病気であるのかについて紹介します。

脳梗塞というのは、名前の通り脳内の血管に「梗塞」が発生してしまうというものです。
血管に血栓が詰まり、その先に血流が流れなくなってしまうことによって、その先の脳組織が壊死してしまいます。
その梗塞が何処で発生するのかによって、どの程度の症状が発生するのかにも違いがあります。

実は大きな症状にこそなっていないものの、小さな脳梗塞が発生している人というのは少なからず存在しています。
脳に深刻なダメージを与えるものでなければ放置されてしまうことが多いもののこういった症状が放置されたことによって、重度の脳梗塞へと繋がる危険性があります。

脳梗塞が発生すると、死に至る可能性があることはもちろんのこと、生命が助かったとしても大きな障害が残ってしまうなど、いずれにせよ重度の症状が発生することになります。
それでは、この脳梗塞というのは何故発生してしまうものなのでしょうか。

脳梗塞の原因と対策

脳梗塞の原因は、大きく2つに分けることができます。
1つは「遺伝要素」です。
残念ながら脳梗塞は遺伝しやすく、家系に脳梗塞をしたことがある人がいるのであれば、危険性がある程度高まっている事が考えられます。
その為、もう1つの要素の方を満たしていないという人でも、脳梗塞の可能性は十分あることになります。

もう1つは「生活習慣」です。
脳梗塞の可能性を大きく高める症状として「高血圧」「高脂血症」「糖尿病」などがあります。
これらの原因が生活習慣であるため、脳梗塞の原因も生活習慣に大きく依存することになります。

それでは、高血圧や高脂血症、糖尿病などの生活習慣に起因する症状を防ぐためには、どのようなことを注意するべきなのでしょうか。
まず高血圧については「塩分を控える」ことが特に重要です。
塩分、つまり塩化ナトリウムに含まれている「ナトリウム」は、血中に取り込まれた時に血圧を上昇させる働きを持っています。
逆にカリウムは血圧を低下させる働きを持っており、この2つがバランスを取る形となっているため、塩分を減らすか、カリウムを摂取するようにするのがポイントとなります。

また「コレステロールを抑える」のも重要なポイントです。
血中コレステロール値が高まると、これが血中で血栓を作ってしまう可能性が高くなり、動脈硬化や高血圧の原因となります。

そして、「運動」をすることも重要なポイントの1つとなります。
適度な運動をすることによって血液の循環を改善することで、これらの症状を改善できる可能性があります。