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職場体験・実習の受け入れ

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職場体験を受け入れる

地域の医療を活性化させるためには、若者たちがその地域の医療機関に就職することが大切です。
そもそも、医療に携わる人の数が十分でないと医療機関は機能しないからです。
特に地方では医師不足や看護師不足が話題となることが多く、できるだけ多くの若者に医療職をアピールしていかなければいけないでしょう。

そのための試みとして、職場体験を行っている医療機関があります。
地域の中学生や高校生に対して、職場を見学してもらうことによって、興味を持ってもらうのです。
職場体験ではさまざまな体験をすることができて、それによって医療に関わる仕事に関心を持つ若者が増えます。

たとえば、手術室を見学したり、実際にどのような仕事をしているのか教えてもらいます。
看護体験として、患者と関わっている様子を見学したり、産婦人科で赤ちゃんを抱かせてもらうこともあります。
これらの体験を通して、生徒たちは将来の進路を考えるための一つのきっかけを作ることができるのです。

職場体験を成功させるためにはその地域の医療機関が積極的に協力することが大切です。
職場体験を断ってしまうと、地域との交流を拒否していることになるため、地域医療は上手くいかなくなるでしょう。

病院の職場体験の報告としてこちらを紹介します。
>> http://www.tokiwa.or.jp/columns/sukoyaka/066.html

実習を受け入れる

また、実際に医学部や看護学部などに進学した学生からの実習を受け入れることも大切です。
実習では、実際の医療現場の中で患者たちと触れ合いながら、実践的な学習をできます。
学校内で教科書を用いて勉強しているだけではけっして学ぶことのできないことを経験できるのです。

実習では、医師や看護師に張り付いて、施設内を見学したり、実際の医療現場を垣間見ることができます。
また、疑問点や質問があれば、医師から説明を受ける機会もあるでしょう。
実習を通して、自分たちがこれから医療に携わる人間になるのだということを自覚します。

実習によって、地域医療が現在どのような状況になっているのかも実感できるでしょう。
その地域の医療に貢献したいという気持ちを高めることにもつながります。
つまり、実習をすることで、その地域に残って仕事をしたいと思わせることもできるのです。

実習の受け入れを積極的に行うことは将来的に地域医療を活性化させることになります。
したがって、その地域の医療機関はどんどん実習を受け入れるべきなのです。
実習をするのは医療機関にとっては大きな負担となりますが、それが未来の地域医療のためになります。